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SAGA子ども英語研究会のあれこれと最新情報
2024年12月04日 (Wed)
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2014年10月09日 (Thu)

SAGA子ども英語研究会メンバーのK先生のお話を紹介します。普段は佐賀県内の某小学校で外国語活動支援員として、またコーディネーターとしてご活躍です。外国語活動導入に伴い様々な問題点や今後の方向性に注目が集まっていますが、中学校の先生方が生徒たちをしっかり見ていて、それを伝えてくださる事、小中連携の課題にも明るい希望を垣間見ることができたエピソードです。

きょう、「小学校で外国語活動を経験した子供たちが中学校でどんな様子か?」中学校の先生に聞いてみました。

いくつかありましたが、一番すばらしいと思ったのが、

「行間読みが上手になってきた」ということです。

例えば、教科書の会話文を読むと、

「ちょっと不自然。実際の自然な会話はもっといろんなことを言ってるんじゃないかな」

と気づきますね。

そのような書かれていない行間部分を想像して読むのが上手になってきているそうです。

1年生のBe動詞しか習っていない段階でも、挨拶や、合いの手、like~などを上手に使うことができる、とのことでした。


ちょっとした変化かもしれないけどなんだか嬉しくなりました。

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2014年04月28日 (Mon)
英語学習の興味関心を楽しく深めてもらうためのリレーエッセイ。

第4回目はSAGA子ども英語研究会の会員の中から、SAYAKAさんのエッセイを紹介します。

今回は英文のエッセイです。

 

 

 

So many countries, so many English

Do you know the word Singlish??

It is made of 2 words, “Singapore” and “English”.

There are many Chinese taxi drivers in Singapore and they speak Singlish.

For example, they put “lah” at the end of the sentence, as “You speak English very well, lah.”

Also they use “Can, can” instead of “Yes, you can.”

 

I was so interested in Singlish before going to Singapore, so I was excited to hear it directly.

At the same time, however, I had a big problem about their English.

Can you guess what it was?

To understand their Singlish? – No.

 

Actually, I couldn’t understand their English well because of their pronunciation and intonation.

Chinese-Singaporeans spoke English like Chinese, Indian-Singaporeans spoke English like Indians, and Malay-Singaporean spoke English like Malay!

That was very surprising for me.

 

Moreover, I was very surprised to realize that my English was Japanese-English.

At the hotel, I talked with an Australian. I introduced myself as Japanese before he asked me. Then he said, “I know, because your accent is like my Japanese friends.”

 

It was my first time to be said that my English was like Japanese.

That made me realize one important thing.

 

“So many countries, so many English.”

 

After this experience, I came to like English used by Japanese much better.

And I want to go to more countries to hear other types of English.

 

2013年12月03日 (Tue)
英語学習の興味関心を楽しく深めてもらうためのリレーエッセイ。

第3回目はSAGA子ども英語研究会の会員の中から、SAYAKAさんのエッセイを紹介します。

昨日、2013年流行語大賞の一つに選ばれた、「おもてなし」について、比較文化の観点から考察したエッセイです。

「お・も・て・な・し」

 

オリンピック招致の時の、滝川クリステルさんの伝説的なスピーチ。

みなさんもまだ記憶に残っているのではないでしょうか。

 

スピーチの内容を見てみると、おもてなしについての詳しい説明もあります。

 

「それは、見返りを求めないホスピタリティの精神、

それは先祖代々受け継がれながら、日本の超現代的な文化にも深く根付いています。「おもてなし」という言葉は、なぜ日本人が互いに助け合い、

お迎えするお客様のことを大切にするかを示しています。」

(引用元:http://www.franceplusplus.com/2013/09/christel-takigawa-olympique/)

 

今回のエッセイは、おもてなしについての比較文化論です。

 

 

【おもてなし=hospitality

英語に訳すと、確かにhospitality となります。

しかし筆者は、欧米文化にはない、日本独自の「おもてなし」があるのではないかと思うのです。

 

英語でのhospitalityを調べてみました。

 

Hospitality is the relationship between the guest and the host,

or the act or practice of being hospitable.

This includes the reception and entertainment of guests, visitors, or strangers.

 

hospitalityとは、ゲストとホストの間にある関係性、また、親切な行動や習慣。

ゲスト・来客・見知らぬ人へのもてなし。

 

wikipediaには書いてあります。

(引用元:http://en.wikipedia.org/wiki/Hospitality)

 

ここで筆者が欧米的だと思うのは、ゲストとホストという二項対立的な考え方です。

お客(=ゲスト)を迎えるホストが、お客に対してふるまう行為、にとどまっている感じがしませんか?

 

しかし、滝川クリステルさんは「日本人が互いに助け合い」というmutualな関係を示唆している。

この、相互関係こそが、日本流おもてなしの極意だと思っています。

 

 

具体例をご紹介しましょう。

10月末から11月にかけて、佐賀ではインターナショナルバルーンフェスタが開催されます。

この時期、たくさんの外国人が佐賀へいらっしゃいます。

地元の人はボランティアスタッフとして、外国人と接する貴重な機会をいただきます。

 

レッスンの時に、生徒さんがイングランドのパイロットとディナーをした時のことを話してくれました。

「向こうの方はプレゼントをその場で開ける習慣があるのよね。

私、そのことを知らなかったから、ついつい開けずにそのまま奥に下げちゃった。失礼なことしたわ。」

 

この話を聞いた時、日本人って素晴らしいと思いました。

日本の文化では、プレゼントを人前で開けることは失礼にあたるという、欧米とは逆の考え方があります。

その習慣に従って、生徒さんはいつものように奥に下げただけです。

 

でも、その当たり前のことについて、相手に合わせなかったことを「失礼だ」と言った。

大げさかもしれませんが、ゲストへの振る舞いという枠を超えて、相手の文化を尊重し、相手に合わせようとする思いやりの気持ちは、日本人の美徳だと思いました。

 

場所や文化にとらわれず、相手そのものに敬意を払い、相手に合わせようとする。

ゲスト・ホストという関係を取り払い、お互いに相手のことを思いやり、行動にあらわす。

これこそが日本にしかない「おもてなし」だと筆者は思います。

 

 

We Japanese welcome you with our unique omotenashi.

私たち日本人は、独自のおもてなしで皆様を歓迎いたします

 

7年後のオリンピックでは、こんな看板が国際線ターミナルに飾られることを心から願っています。

 

 

 

2013年09月29日 (Sun)
SAGA子ども英語研究会では、英語学習の興味関心を楽しく深めてもらうためのリレーエッセイをスタートすることにしました。大人だけでなく、時にはお子さんにも楽しんでいただける内容となっています。

第2回目はSAGA子ども英語研究会の会員の中から、MIKIさんのエッセイを紹介します。
 

この夏カナダの小さな町の銀行に行ったときのこと

Hi. こんにちは

Hi. こんにちは

Can I exchange Japanese yen to Canadian dollar?  
日本円をカナダドルに両替できますか

I think we can, but just I dont know how.  
できると思いますが、どうすればいいのかよくわかりません。

Lets see.  えっと

カチャカチャカチャカチャ….(パソコンを操作….

名札にはBranch Manager支店長と書かれている

Im not used to this. こういうことに慣れていないので

カチャカチャカチャ….

待つ待つ待つ…..

Here you go. はい、どうぞ

と、換算レートがプリントアップされた紙をくれる

 

カチャカチャカチャカチャ……

待つ待つ待つ待つ……

 
待つこと15分…….(いや、待って時間は長く感じるので7分くらいだったかも)

無事日本円をカナダドルに換えてもらった

Sorry about that.  時間がかかってすみません。

Thank you. ありがとうございます

Thank you. ありがとうございます                       

Have a nice day.  よい一日を

決して感じは悪くない。むしろやってくれてありがとうと思った

観光客が来ないよう小さな町の銀行だからか、たまたまお昼どきで慣れた窓口担当の人がお昼休みで支店長の彼が代わりをやっていたからか

それにしても、少しうらやましい

お客さんと、出来ると思うけどやり方が分からないんですよねとか、慣れてないんですよねという

会話ができること

日本の銀行だったらどうだろうと考えた

いらっしゃいませ〜

かしこまりましたと、さっさとテキパキとやってくれる

こともあるけど、往々にして

少々お待ち下さい(窓口から後ろの席の詳しい人に聞きにいく‥随分長く待つこともしばしば)

窓口に戻ってくる……  また後ろの席に行く…   窓口に戻ってくる……

大変お待たせ致しました。ありがとうございました。

日本の銀行の人は、やり方が分からないとか慣れてないなどとはほとんど(絶対)に言わない

銀行だけではない。 お客さん相手に『分かりません』『慣れていません』の会話はダメ。

新人だろうがアルバイトだろうがお客さんには通じない。とんでもない。とおしえられる。

日本(人)の勤勉なところや気遣いはすばらしいけど、少しガチガチな感じもする

こうあるべき、すべきだということがありすぎて、緊張してガチガチで、もっと緊張する

 

カナダ人はlaid-back(のんびりした)だと言われている。
ホントにのんびりしていて日本人の私には

そんなんでいいの〜と思うこともあるけど、自然体で人間らしさを感じる。

大きさがちがう

気候がちがう

歩んできた歴史がちがう

いろんな事が国や人を育てるんだろうけど…

どっちがどうという話ではなはないし

(勤勉•気遣い•おもてなしの心のすばらしさ+のんびり自然体のすばらしさ)÷2=(     )

足して二で割れたらなんて単純話でもないと思うけど…

なにか色々考えることがあったカナダの小さな町の銀行でのできごとでした







2013年09月04日 (Wed)

SAGA子ども英語研究会では、英語学習の興味関心を楽しく深めてもらうためのリレーエッセイをスタートすることにしました。大人だけでなく、時にはお子さんにも楽しんでいただける内容となっています。

第一回目はSAGA子ども英語研究会の会員の中から、SAYAKAさんのエッセイを紹介します。


小学生のみなさんへ

みなさんは、外国と聞いてどんな国を想像しますか?

テレビやインターネットでたくさんの国の名前を聞いたことはあるでしょう。

みんなの好きなことや、話題になっていることを思いだしてごらん。

たとえば、スポーツ。去年オリンピックがあった国は、イギリス。

たとえば、サッカー。今度ワールドカップがある国は、ブラジル。

たとえば、ニュース。ミサイル発射で大人が騒いでいる国は、北朝鮮。

このように、身近な話題でも外国とつながっているよ。

では、実際に外国に行ったことがある人って、どれくらいいるんだろう?

おそらく、行ったことがない人のほうがまだ多いかもしれないね。

私はラッキーなことに、小学生で外国に行けたので、そのときのことを思い出してみようと思う。行ったことがある人は自分が行った時のことを思い出しながら読んでくれると嬉しい。行ったことがない人は、想像力をフルに使いながら読んでほしい。

小学校6年の夏休み、韓国へ船で行ってきた。行きの船で1泊、プサンという町で1泊、帰りの船で1泊というスケジュールだったと思う。ツアーだったので、佐賀から一緒に行く小中学生はたくさんいた。同じ学校の友達も5人くらいいた。修学旅行のような気分で行けた。

もちろん、初めての海外旅行。でも友達が一緒だったおかげで、ワクワクがいっぱい。不安や、ドキドキはなかった。


安心しきっていたが、船をおりて韓国へ足を踏み入れると、すごく変な文字がいっぱい並んでいた。こんな感じで。


어서 오세요 한국에. 멋진 여행을. 맛있는 것을 많이 먹어.


これは、ハングル文字と言って、韓国で使われている文字だ。

もちろん韓国の人は韓国語を話して、ハングル文字を使うことは知っていたけど、実際にこの文字ばかりがたくさん並んでいる景色を見て、なんだか気持ち悪くなってしまった。船酔いがさらにひどくなったと感じた。


話し言葉に関しては、ガイドさんが日本語ぺらぺらだったことや、周りのメンバーが日本人ばかりだったことで、困ることはほとんどなかった。ずっと日本語を話せる環境ができあがっていたので、安心していた。

しかし、ツアーのプログラムの中に「現地の小中学生と交流会」というものがあった。韓国人と仲良くする会が用意されていたのだ。もちろん、私は韓国語がしゃべれない。どうしよう。話せないのに交流なんて、できっこない。

せっかく交流するチャンスがあるのに、話せないのは残念だなぁ、と思いながら交流会が始まった。日本語を勉強していて、かたことでも懸命にコミュニケーションをとってくれる韓国人がけっこういた。ありがたかった。もちろん、日本語を話せない人もいた。
당신은 몇살입니까?」と聞かれても、分からない。困った。

そこで役に立ったのが英語だった。ちょうど小学校6年から英語教室に通いはじめていたので、ほんの少しの英単語は覚えていた。

私:English??

韓国人:Oh, English?? OK! How old are you??

私:Twelve.

韓国人:I’m 12 years old, too!!

正直に言うと、何を話したのかはもう覚えていないが、英語で韓国人とコミュニケーションをとったことははっきりと覚えている。韓国人と話せたことが、とてもとても嬉しかった。嬉しくて楽しくて、その後は自分から積極的に英語で話しかけていた。船をおりた時の気持ち悪さなんて、すっかり忘れていた。

この初めての海外旅行で、英語でコミュニケーションをとったという経験は、大人になってからもたくさん役立っていると思う。日本にいる外国人とも気楽に話せるし、海外でも現地の人と恥ずかしがらずに話すことができている。もし、人生初の海外旅行で英語を使う経験をしていなかったら、今ほど英語を使うことができなかったかもしれない。

小学校で外国語活動の授業を受けているみなさんは、きっと私が小学生の頃より英語にふれている時間が長いはずだ。だって、私が小学生の頃は、外国語活動の授業なんてなかったから。つまり、韓国に行った時の私よりも、みなさんのほうが英語に詳しい可能性が高いということだ。
だから胸をはって「自分は英語ができる」と思いこんでいてほしい。そして日本語が通じない外国人と話せるチャンスがあれば、恥ずかしがらずにどんどん英語を使ってみてほしい。きっと、一生忘れることのない、大事なことに気づけるはずだから。

 

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